桜舞い散る季節に君が夢見たこと
このタイトルを付けることに抵抗があるから、多くは書かない。
ただ、これが私の青春だったというだけ。
青春だったよ。
解散したときは死ぬほど泣いたよ。
新しく始まった時は嬉しくて嬉しくて泣いたよ。
でもさ、もう私の求めていたかたちじゃあ、ないんだ。
初期メンバーが二人抜けて、それでも同じバンドだと言えるのかって思うと、私はそうは思えないから。
あのステージが、あの四人が好きだったから。
金銭面。でしょう?
実家が裕福でいつまでも夢見てキラキラしていられる人。
女の人が沢山貢いでくれる人。
そうじゃなかったんだもんね。その人たちが残ったんだよね。
馬鹿みたいに涙が出る。
私の青春だったよ。
遅くまで出待ちして、追いかけまわして、楽しかったよ。
まだバンドは続いているけど、もうそれは別のものにしか見えないんだ。
新曲も、聞きたくない。
あの頃の思い出で終わらせたい。
楽しかった思い出で終わらせたい。
さようなら。大好きだった。
世界は理不尽に満ちている。そうでしょう。
みんな、生きてて偉いね。
わたしも、生きてて偉いね。
今日は恋人に会えてとても幸せでした。